目が合えば笑う 目を合わせて笑う

 

 

幸せの象徴の話。

 

お花見

家族会議

ぬくぬくのペット

庭先の三輪車

雪だるま

小さいお弁当箱

 

 

静かで満たされて完結した幸せの象徴の話。

 

「おやすみ」

「おはよう」

匂いと気配

覚えのない食器で満たされた水切りかご

自転車の"後ろの"席あるいは"前の"席

油のはねる音

2人しかわからないある種の言語

 

 

 

 

 

 

楽しかったけど今は楽しくない あるいは楽しくなくなるのがわかっている "こと"

こうなるなら 楽しくなけりゃあよかったやあんって 思ってしまわなくはないけど

そんなことは本当は思いたくなくて

楽しくなくなった時に喪失感を味わいたくないがために

楽しかったことを否定したくなんて ないよ

 

今幸せ、と感じることだって あるいは今は当たり前になってる幸せだったことだって

後になって 辛くなるから あんなことなければよかったなんて 言いたくはないよ

 

後悔しないために 潰してしまいたくなんてほんとはないよ

臆病風で過去も未来も(なんて言い方は大げさだけれど)吹き飛ばしてしまいたくなんてないよ

 

楽しいことだけしてたいし笑ってたいし

楽しかったことがなくなって 笑えなくなったって

楽しかったことも笑ってたことも 独立して楽しかったことと笑ってたことであって欲しいな

 

破滅に干渉されない出来事であって欲しい

絶体不可侵の。揺るぎない宝物で。

 

今はどうだっていいよ

昔は大切だったんだから 今嫌いになってたって確かに昔は わたしにとって大事なものだったから

でもたぶんじゃあ 今のわたしにも抗い難く大事なものなのかな、、、

 

辛いな やっぱりそれは

 

どこかで、見切りをつけなきゃいけなくて たぶん。

諦めなきゃいけなくて 次!はい次に期待!ってしなきゃいけない

切り替えをしていかなきゃいけなくて 無理やり過去のボックスに入れて保管、という形にしなくてはいけなくて

すぐに手の届く場所に置いておいたら いけない

昔の話なんて 他人にはなんの意味もなさなくて 昔の話の中で生きてる人なんて 周りには嫌がられるわけで

 

それで、うん。

ハワイで、お惣菜屋さんをして、生きたいね。

真っ黒に日焼けした肌で、笑って。

「いろいろあった」とかって一言だけしか言わない人になりたいね、かっこいいなそんなんは。

別に いろいろないけどね。わたしなんてもんはね。

 

おやすみなさあい