レイトショー終わりの静かなイオンが好き

 

 

 

 

『素晴らしきかな、人生』観てきました。

レイトショーで、ひとりで。

 

観るべきか観ないべきか すごく迷ってたんだけれど

ララランドをもう一回観ようと思って 上映表を観たら、もう21:25〜の回がなくなっていて、代わりに 素晴らしきかな人生が その時間帯にやっていたので

おまけにものすごく家に1人でいたくない気分だったので、観ました。

 

映画として、すごく面白かったと思います。

でも 取り上げる題材が わたし個人にとって 重くて、のっけからずっとずーっと泣いてしまってて もう一回観なきゃ映画としてのほんとの良さがわからないかなっと思っています。

 

死を題材にする映画や本の基本として、絶対に最後まで辿り着かないんですよね。

最後というか、結論に。

「〇〇をやれば立ち直れる」とか「〇〇と考えれば大丈夫になれる」とかは、どれもこれも教えてくれなくて、

だって誰にもたぶん、わからないんですよねそんなこと。

大切な人を失った人が 完全に立ち直れたり完全に大丈夫になれたりは きっと絶対にしないんです。

 

元どおりになりたくて、失う前みたいに 戻りたくて もがくしかできなくて

もがいてるうちに なんとか少しだけ大丈夫になるのが精一杯で

どうして自分は平気に生きてるんだろうとか 周りの人たちの大切な人は生きてるのに 自分はなんで大切な人を失わなくてはいけないんだろうとか 自分の大切な人が可哀想で、いやもう可哀想とかじゃ表せないくらい、いろんな感情で いっぱいいっぱいになって

でもわたしも、いろいろでいっぱいで どうして自分が死なずに生きてるか わかんないまま生きてるんですよ

 

元々 持ってるものを 自分で得たわけじゃなく 生まれた時から 物心ついた時から 当たり前に持ってたものを もぎ取られるというのは恐ろしいことなんですよね。

そういう経験のある人間にとって、というかわたしの一意見なんですけど、もうね、得ることって、失うこととセットなんですよ。

 

大切なものを得ると いつか絶対に失う

幸せになると 後で幸せじゃなくなる、つまり不幸に突き落とされて

 

全部 セットで

だから得ることは本当に恐ろしいことなんです

失うことを知ってる人間にとって。

 

映画の中のウィルスミスを見て、すごく痛々しい男性の演技を見事にしてはって、

それを見てね、わたしだって こんなに痛々しくても 本来許されるやんって思ってしまいましたね。正直。

大切な人を失ったら、大切な人がこの世にもう存在しない っていうことと 死ぬまで戦わなくちゃいけないんです。それも 常に。

 

まだ失ってない人が 普通に電車に乗るときだって 普通に授業を受けている時だって 普通に夜景を眺めている時だって 常に戦わなくちゃだめなんです。

 

それでね、そういうことは 絶対に 誰しもに 訪れるんです。

わたしは 平均よりそれに直面するのが早かっただけで。

みんなにも 平等に 起こることで いつ起こるかもわかんないんですよ

そう思うと生きることってほんとうーに、恐ろしくないですか?

 

どうしてこんなことをブログに書くかっていうと

口から言葉にすると 泣いちゃって喋れないし 誰に話すでもないからです。

でも誰かに、恋人に、大切な友達に、少しでもわかって欲しいから、だから書くわけで

結局は ものすごくかまってちゃんで甘えたクソ野郎なんですよねわたし。

 

大切な人を失うことなんて 経験しなくちゃわからへんし 理解して!なんて無理な話で 想像もつかない苦しいことで、不幸自慢?なんて言われてしまうかもしれないけど、、、

永遠に逃げられないんですよね、わたしは妹の死から、そしてたまに父親の死から。

 

映画を観て 本当に悲しくなって、泣きながら自転車漕いで家路についたんですけど

家の前にカップルおって なんか 前に人おる状態で 鍵開けて入んの嫌じゃないですか、しかも家に1人で 全然、帰りたくなくて、泣いてるし

それで 布施のセブイレに 行きました。

また泣きながらチャリ漕いで、らおたんとシフトやから来ていいよってもりやまくん言ってくれて、チャリ漕いでたら涙も引いて

ついて らおたん 頑張ってお仕事してて 面白かったし もりやまくん 大丈夫だよって言ってくれたから

とりあえず大丈夫になりました。

 

わたし、定期的に バグるんですよね。

もう どうしようもなくなって どうしようも、ほんとに 自分で自分が手に負えなくなってそれで、必然 いつも一緒にいるもりやまくんに しわ寄せがいくわけで

最近 もりやまくんはそういうの、わかってくれてるっぽい?ので、助かります。

帰り道には 泣かずに済んだので。

 

というわけで 眠たいので 寝ましょうね。

おやすみなさあい