わたし たっての希望で 天王寺まで大学生二人、チャリを漕ぎ漕ぎ行きました。
案の定、行きしなでは喧嘩。わたしたちというものは 常に喧嘩をしている。雨の日も晴れの日も曇りの日もお外でもお家でも。
小雨の降る中、ひたすらに漕ぐ。降ったりやんだり。
到着した通天閣は、いつも思うのだけれども、サンポールに似ている。
ほら、そっくり。普段でもそっくりやのに なんかカラフルに光るもんやから 緑のときは余計にそっくり。
小雨が止んで、傘が要らなくなったので 人んちのアパートの前に傘かけチャリンコを置いて歩く。
下手なラブホより一泊の宿代の安い、旅館やまと。この謎な価格設定は、こだわりなんかなあ。
よく見たら「予約のお客様に幸福ストーン」と書いてあるから、予約したら幸福ストーンなるものを もらえるみたいですね。
これは 予約せねば。俄然、泊まってみたく なった。
そしてまた少し歩くと、わたしの大好物の1つである安易な名前のスナックもとい居酒屋。
このネオンの青と、居酒屋の文字の赤、庇の黄色が素敵。あと、アルコールオール500円は別に安くない。
日劇ストリートという居酒屋街。ほぼお店は閉まってる。唯一開いてた入り口側の居酒屋も、帰る頃には閉まっていた。新世界の人たちはお昼から呑んだくれて、夜は早くに寝てしまうのかな。
この旅でわたしが一番気に入ったところが、ここ!国際劇場。
なんてったって、寸止めスナック!めす酒場!夜這い村!ねだる若女将!!!
ひゃーーー!すき!ああ、好き!!!この色彩感覚よ!はあ〜良すぎる
破廉恥おばさん欲しくてたまらない!あー好きだな〜〜もう好きだなこういうの!この絵よ!
最高です!
ちなみに、エロくない映画は千円で、エロい映画は八百円で観られます、ナイターとはいえお得。
トレインスポッティングもやってるらしいので是非って感じですね。わたしはもちろん、エロい方が観たい。
入り口を入ると 行き先が2通りあって、1階は普通の映画を映すところ、地下はエロい映画を映すところのよう。
写真撮ってる間にも、おじさんが…違うか、おっちゃんが一人入って行きました。彼は地上の普通映画を観たのか、はたまた地下に潜ってエロ映画を観たのか…
門番みたいなおじさんもといおっちゃんが 建物内には おったので なかなかじいと見られませんでした。
通天閣の …お尻?
下からみた通天閣!うふふ
この青いプツプツには恐怖を煽られますが、なかなか綺麗なお尻をしてはりますね。
「クラブ歯磨」「クラブ化粧水」などなどよくわからんクラブがありますけども字体が可愛いね!
そして観光客向け居酒屋街へ行く。よく見る新世界の風景が、そこにはあった。
その中にまたあった ポルノ映画を上映する映画館。こーんな普通の、キャッチの兄ちゃんの溢れる、居酒屋街に。
たぶん でも どこにでもあったんでしょうね昔は。
だって TSUTAYAのない時代、もちろんインターネットのない、クロ◯ビデオのない時代、どこでエロを摂取するかってこういう街角のポルノ映画館か、生身ガールか、で。
生身ガールは 高いし、、そんなにしょっちゅう会いに行けるもんではないしで 映画観に行くしかなくて 日常の、エロス摂取には だからおっちゃん達の 娯楽としてのポルノが 街中にたくさんあったんでしょう。
それにしても未だに、どうやって営業を続けてんのかな。
わたし達の目の前で 国際劇場に入っていった勇気ある新世界のおっちゃん、その世代の人たちがいなくなると共になくなるんやろう。
昔は満員になったりしたんかな、今はもちろん、ならないやろうけど 満員なのはそれはそれでなんか、嫌やし スッカスカのガランガランやったらそれはそれで、……嫌やね。
通天閣本通、あんまおもろいもんはなく 商店街の隙間マニアのわたし、すかさず脇道にそれる。
「英8都」 の黄色に誘われて入った路地で、謎の文字列がお出迎え。
何語なん、これは、一体。かなり怖い落書きを背にして歩く。
蛍光灯の下。
シャッターを降ろした商店街。
一軒だけ営業している今風の(なんか洋楽がでかい音でかかってた)ダッカルビみたいなんみんな食べてるところがあった。
喫茶店と看板。
商店街をでたら、またまた通天閣に遭遇したよ。
香港なんか通天閣なんか、よくわかんない、情報量多めな写真ですね。
カラーバリエイション。
緑はサンポールで 赤やと、東京タワーめいてるし 黄色やとパッとせんから 普通の 白のやつが ええと思うんよね。
ジャンジャン横丁は 21時を前にして ほとんどシャッターを降ろしていた。
タバコの自販機、アイコスの 本体はないけど 煙草の部分は "入加"したらしい。キュート。
預けた荷物がどうなるんかわからんような古くて窓の多い手荷物預り所。レトロお〜〜
信号渡って 「動物園前一番街」という名前の商店街へ。
ゴキブリが そこかしこにいて キャーキャー言いながらぴょんぴょん跳ねていたら、サラリーマンのおっちゃんに笑われたよ。
ゴキブリ見て叫ぶくらいの20歳くらいの女は その商店街には珍しいように思えたから、それも仕方ないことですね。
お酒の自販機。今も現役らしい。いつから現役なんやろう。
なんか人がいっぱい出てくるから何かと思って商店街の隙間の路地を見たらば、オーエス劇場だって。
さすがの隙間マニアも、夜に西成の商店街の隙間には行けなかったから 近づけなかったけど、、、何か怪しい催しがなされてるのかなあと思うと わくわくする。
商店街を進むと、地べたに何か敷いて、錠剤を売ってるホームレスっぽいおじさんがいて、怖かったな。前にyoutubeで見たけど、西成のホームレスの人たちは、タダで頭痛薬とかお腹いたの薬とかもらって、それを路傍で売るんやってさ。さすがにその写真は撮れなかったから、また見に行きたいな。怖いけど。
そんで、進むと、色々枝分かれしてて キリなさそうやったし怖かったから 先の写真だけ撮って 引き返したよ。
引き返して、ふらふらしてると レトロゲーム所があった。
せまーくて、誰もいなかったけど インベーダーゲームとか あったよ。
おもしろそうな ガチャガチャ。
一回五百円を、ワリカンで。
中身は 帰ってから見る約束をして、
突き当たりには、天王寺動物園の入り口。
「うぉーっ うぉーっ」 て声がして、動物の鳴き声や!と言い合って 横見たら、ホームレスのおっちゃんが 自販機に向かって吐くでもなしに吠えてたよ。
顔ハメ看板にこんにちはをして、チャリに跨って一路おうちへ。
あ、案の定 傘は誰かにとられていました。寄付、寄付。
スーパー玉出に 寄り道、
遠くから見たら テーマパークと思うよね。
おうち帰って ガチャガチャの中身、見たら
わざとらしく「800円」と値札に書いた、セクシーパンティでした。
もっとえげつないエロさを想像してたのにな。ちゃんちゃん。
みなさんも散策してみてください。
わたしは次は、きっと、まだ陽の高いうちから西成を散歩しようと思ってます。
飛田新地は女が行くと危険なので、その周辺を。
ではでは おやすみなさあい