夕方、川べり、お祭り、夜店

 

 

最近、よくチャリンコを長時間漕ぐので、お尻が大変痛く、たまにできもんができる。

どこに何をしに行ってるのかと言うと、冒険だ!

今 もっとも興味があるのが コリアタウン

それでしょっちゅう、チャリンコで片道1時間くらいかけて、猪飼野まで ゆくのだ。

鶴橋って、在日コリアンの 文化が根付いた土地じゃないですか。ちょっとびっくりするほど。

なんか すごい キムチ屋さんと焼肉屋さんいっぱいあるし。道行く人の喋る言語は 日本語韓国語半々やし。

すごいとこやなっては 前から思ってたけど 自分が 縁あってその近くに住むようになってから、余計に 異質なものに思えて、思えばわたしは、異質なものが大好きなんですよ。

昭和のまま時を止めた建物やとか、崩れかけの住居とか、宗教色の強い強い建物やとか、在日コリアンめいたお店やとか、廃れていくがままになっているエロい施設とか、新地とか。

平成の世の中に 不似合いなもの、日本文化から浮き出たもの、わたしの日常から外れたもの、がめちゃめちゃに好きで。

だから コリアタウンも、何回も見に行っちゃうくらい好きで。

平野川沿いを チャリで走って 突然!現れる韓国語で溢れた商店街、お昼間に行くことはないので 夕方から夜の コリアタウンしか見たことがないんですが、その なんというか お尻がふわふわするような 自分が異物だ、と感じさせられるような 独特のふんいき。

道行く子どもたちの 喋る韓国語。

日本にいたはずやのに 日本ではない 異国に来てしまったような感じが すげえ よい。

嫌韓やとか 右翼やとか いろいろあって 世間的には どうなんか知らんが わたしも 母も 在日コリアンの友達がおるし、きっと北朝鮮拉致問題とか 鶴橋の昔の治安の悪さとか わたしは知らないから、母は知ってるやろうが わたしは知らないから、だから 「そういう文化」として見られるんですよ。

そしたら 別に 文化に好き嫌いとか ないやないですか、差別とかも 文化自体には 別に ないやないですか、知らんけど。

だから、「在日コリアンの人たちが築いて来た文化」として ある 鶴橋の風景が 好きで。

なんかこういう、デリケートなことを、ネットの世界に、ぶわあと 書いてはいけないんやろうな。

どうしよ、なんか怖い人からコメントきたりしたら。やめてね。

 

平成生まれの、歴史を文字でしか知らない、だから差別もしない、自分の世代やからこそ 持てる視点というか 感覚やと思うねんなあ

 

奈良県は部落差別の盛んな県で、結構 小学校で 被差別部落についての授業をしてたんですよ。実際に 部落での食べ物の お馬さんの干物?馬刺し?かなんか忘れたが、全校集会で 食べさせられたことがあるんです…けどあれは今思うと衛生的に大丈夫やったんかな……………燻製してたんやろか、生やったら あんな全校集会で………まあ今生きてるのでそのことについて考えるのはやめましょう。

それでね、そういう被差別部落の授業で「授業などで取り上げないことで若者が差別問題を知らなければ 差別を知らない若者は 部落差別しないだろう、だがそれでいいのか」という議題について クラスでディベートした記憶があるんです。

今思うと なんちゅう闇深な授業やねんと思わないでもないが、どうなんでしょうね実際。

わたしは、奈良県出身なわけで 被差別部落という存在は知ってるけど、部落出身者とはお近づきになりたくないわ!とかは全く思わへん。

そやって授業受けたけど、完全に「受けさせられた」授業で、記憶には残ってるけど 全くリアルでなかったわけで。

あのディベートは 「知らなかったらいいわけではない、忘れ去られるべきではない」的な結論になった気がするけど、差別する側の理不尽な主張も、差別される側の悲しみも、生の体験者がいなければ 記憶、記録として 文章として ただただ残って行くだけになるんやろうな。

でも、差別の歴史を刻んで行くことになんの意味があるんやろう。

先祖の悲しみは 深いし軽視すべきではないけど、子孫がそれに引っ張られて身動きできなくなるのは絶対にあかんやん。

今、生きてる人たちが 昔の負の歴史を 完全になかったことにしてはいけないやろうけど 生活の中では切り替えてなかったことにしていかにゃいかんくない?

今と昔は違うもん。

 

とか こういうシゲキテキなことを たまには 言ってみました。

でも今日、気づいて 自分が異質なものが好きやってこと。だから、異質なことは 悪ではないし そっから多分 治安の問題とか 色々な噛み合わなさの、問題が出てくるから 差別とかがあるのかもしらんけど。

わたしは 思うんですが、違うってことは 美徳ですよ。

自分とは、自分の生活とは、違うものに 惹かれる。

だから この場所に 下宿してる今のうちにしかできない冒険を たくさんしたいなあっと 思いましたあ

はい、今日もいっぱい漕いでつかりた。

おやすみなさあい