数日でカブレルな!

 

 

 

台詞回しはやっぱりヤマシタトモコが最高なのでみんな、読んで、漫画。特に『HER』ってやつを。

 

欧米人て恋の仕方がめちゃくちゃ自然じゃない?

いや、知らんねんけど。

見てて、ほんまに自然に恋が始まりそうな生活してはるなあって思うわけですよ。

Hi!から始まってHave a good day.で終わる、日本人にとったら異様に爽やかで風が吹くみたいに自然で当たり前のやりとり。

日本人にも「やあ。」が使えたらいいのに、文豪くらいじゃない?やあ。とか言えんの。

「おう!」かなやっぱり身近な、軽い、挨拶。でも女の子には使いにくいし、使えたとして挨拶とは言い切り難い言葉よね。

「こんにちは」じゃ、長すぎる。

 

アメリカで知ったこと(滞在期間ほんの3、4日であるのに)は、他にもあって、それは、笑顔を向けられることって思ったより嬉しいってこと。だ。

目を見てにっこりしてありがとうございますと言うのは大事なことなんだなあと思って、でも、またここでも、言葉の硬さが、コミュニケーションに悪影響を及ぼしてる気もしないでもないけど。thanksで終われたらどんなにいいか。

今日バイト中にお客さんに、アメリカに行ったことを間接的に知られて、「だからそんなに今日自然に笑ってんのかー」って言われて傷ついた。

いつも自然に笑えてないのかと。

聞けば、「うんまあ笑顔を作ってはいる」らしい。

今までは 笑顔は自己満やったからな。だって義務ではないもんな。真顔でいたって別に、お客さんに文句を言う権利はないもんな。

欧米人はじっと目を見て話をするらしい。欧米人にとって、日本人は目を見なさすぎるし、日本人にとって、欧米人は目を見てきすぎるらしい。

実際、目を見据えられ過ぎると怯むが、ふつうに街を歩いていて、じっと見てきて視線が合うまで、見てきて、合えば、にっこり笑う人がいるというのは、本当に新鮮な感覚だった、日本では、極力人と目を合わせないよう、合ったらすぐに逸らすよう、努めているのに。

 

これは、ちょっと海外に行った人にありがちな、日本ディスのように見られるだろうけど

日本人てのは自分が存在すること自体に自信が持てないんじゃないかな。だから常に猫背で、目をキョロキョロ動かして、一人で鼻歌さえ歌えない。

誰かと二人以上で歩くときに初めて、その場での生存権を得るのだと思う。

自分が存在することを、自分で、群衆の中では確信できないのかもしれない。

他でもない、わたし自身が典型的な日本人だと、アメリカに行って思ったから、の話。

 

昨日一人でラーメン屋に 初めて 行って

1年ほど前の自分を思い返して驚いた。

ずいぶん一人でどこへでも遠くへ行けるようになった。

一人でも大丈夫だと思っていた。

でも今では、一人が好きだ。

だからこの推進力を保ったまま、一人でどこへでもいけるような気がする。無敵感溢れている。

このまま群衆の中で自分一人で自分の存在を肯定してあげられるようになりたい。

だって世界は広いのだ。どこかに行くには、一人で完結していないと。不安で死んでしまう。

 

 

おやすみなさあい