今日よりいい日ある?ってくらいいい日やな今日は

 

 

 

この世では りんご と 自然 と 海 が同じ「名詞」として存在するのはやばい。りんごは所有できるし、なんなら体内に収めて栄養にできるのに 自然も海も到底支配できず私たちを殺しにくるし。りんごは牙を剥かない。毒に浸されてない限り。

 

いいよな、夜のダイナーはさ。ピカピカ光りやがって。白いビニールのソファは座る人がいるということをこれっぽっちも考えていない、毅然とした座り心地でさ。うっすいうっすいコーヒーは、不味いってことはなくてなぜなら味がわかるほど濃くないから、でもそういうのに嬉しくなっちゃうのは、どうやら脳みそと肝臓の疲弊だ。

 

恋人という枠にはめると辛く、友達にしては近すぎる距離であり、どう呼べば良いのかわからず、言葉至上主義の自分には非常に苦しい状態である男。そういうのが私には いる。その人がこの間、頼みもしないのに私の好きなソフトクッキーを買ってうちに訪れた。世の中には色んな素晴らしいことが存在するがこれより素晴らしいことはそうない。そうないだろ?だから私は「頼みもせんのにさあ、こういうの買ってこられるの、まじで嬉しい。」と伝えて、伝えることに基本的に余念がないので、言うと、「怒られんのかと思った。」と言って奴は笑う。

 

久しぶりに構内を歩くとびっくりする。銀杏の木が本当に発光しているので。キラキラチカチカピラピラチラチラ。イルミネーションなんかより激しく、盛んに、忙しなく。そして皆その下を、スマホを見ながら歩いたりして。勿体無いの〜。と、思いながら、上を見ながら歩いていると、人にぶつかりそうになるし、歩きスマホ反対、歩き銀杏見反対、どちらも立ち止まってやるべきだ。ぐるりを見たらケバブとクレープの屋台が見えた。

 

4回生になって本当に授業が面白い。色んな授業受けたいと思えるほどに楽しい。1回生の頃とはもちろんまったく違うように成長したし、でも3回生の頃とも、ほんのちっとしか時間は経っていないはずなのに、違う。違うわたし。違うくなった。変な日本語だけれども親しい言葉遣いだ。違うくなったねん。可愛い〜。

 

ぼろぼろのTシャツを私は、やっすいのを、着ているのだがそういうのは周りは気にしなくて、誰が気にするって自分で、きちゃない格好で人様の前に出るのは、何がダメって、自分が本来の強気を発揮できないから、そういうのがいけないんだよね。だからオリンピックにバッチバチの化粧をして出る女の、気持ちはわかるんだよな。それを非難するなんて、お門違いなので、非難する男は、是非チンコのところだけ穴の空いたパンツで、外を歩いて欲しい。代償が、同程度である必要はないので、そのチンコを蹴り上げてやろうと思う。

 

 

 

おわり

お腹が痛いので。