夜景となにが違おう

 

 

胸が苦しいのは、すべての思い出がいま、輝いて見えるから。

その光は目の奥を焙り、大切な部分を鋭く焼き切る。

共に過ごした時間を思い起こすとき、そこには些細な気まずさがあっただろうにも関わらず、そんなものはとうに見えないほど小さくなって角が取れてシーグラスのようだ。それすらも愛らしいパステルカラーで愛おしいみたいだ。

 

世界になんの不安も存在しないような写真のなかの私の自信たっぷりな演技をした表情が、もはや羨ましいのだ。

他人の写真と違ってそれらは確かに正しい楽しさに基づいていて、バックグラウンドまでまるっとわかってしまっている。

海も緑も家族も友達も、カレーもお肉もビールもなにもかも もう二度と得られないほど素晴らしいものなのだ。

見せかけではなく、唯一無二の。

あのときの素晴らしい、とるにたらない会話。

あのときの素晴らしい、笑顔の応酬。

あのときの素晴らしい、記号みたいなやり取りの連続。

あのときの素晴らしい、欲望は腹の底から湧き出てきて。

 

もう二度と訪れない。わたしには訪れない。

先に進むしかない。

自分には未来しかないということが心細くて怒りそうなほど寂しい。

 

どんなふうにも笑えたのだ。

たいていの場合、ありのままに。

それを受け入れてもらって、ずぶずぶに甘やかされてしまった自分ばかり写真におさまっている。

なんてことない、愛されていたのだ。

 

 

 

I have dreams only in the past. Just living my life isn't worth enough for me. I don't give a shit if someone says "oh today is the day which someone wanted to live" or something like that.  Shut the fuck up and just live your life. My shiny little ones are only for me and couldn't be shared.

なんつって

日本語でも英語でもくそばっか言うとる