頭痛には甘いものがある。
甘さというのは必ずしもポジティブなものではない。
お砂糖のたっぷり入ったコーヒーなど飲めたものではない。
とにかく甘い頭痛は手足の血管まで侵すので身体はびりびりと輪郭を弱めてしまう。
電車で寝てしまったあととか 低気圧で体内の水分がぎううとなってしまってるときとか 軽い二日酔いのお昼とか。
思うに、甘さというのは 人格を持っているような感じがする。
自然由来のバナナな/イチゴな甘さならば見過ごせるが、見過ごせないほどの甘さ、人工甘味料的な甘さ、あいつらには手足が生えているような気がする。
ひょろっと糸みたいな。冗談みたいな手と足。
そして脳みそや身体じゅうを駆け回って血管をじくじく刺激しやがる。
ぜんしんが音叉になったような感じにはムカつくな。
ところで クルミというのは あれ ビジュアルがグロテスクすぎるな。
食べ物の見た目じゃない。エディブルな木の実の外見をしてない。