2022-01-01から1年間の記事一覧
また今年が終わる。 今年は何度も何度も終わるな、そしてまたやってくる。私たちは違うことのなかに何度も同じを見つけ出し、少しでも地続きの明日を生きようとする。 12ヶ月ぶり、ほどよく久しぶりの1月1日、そのせいで同じと違うの違いが曖昧になる、でも…
ドラマティックなのはいつでも、物事ではなく心情だ。 ドラマティックというのはつまり、劇的な、大げさな、かつロマンチックで夢見がちな、という意味の。 さいきん 母子の失恋重なって、かなりダウンなディーズデイズ 本日も然り、とぼとぼ歩いていたら私…
私はさいきんめっきり、ジャニーズWESTに凝っている。 もとからちょっと好き、というかポジティブなイメージを持っていたグループだけれども、さいきん、かなり好きである。 なかでも好きなのが濵田崇裕。紫色のメンバーカラーの彼である。 じっさい問題、あ…
男の話ばっかりするのにも疲れてきた。 クラシック!典型的20代の半ば。 逆にどうして男でなくてはならないんだろうと考える。 だって女だって優しいし、強いしおもしろい。 女ともどこへだって行ける、なんでも食べられる。性別を自覚せずに振る舞うことが…
10月、私はそれはもう人々と会いまくった。 幼稚園だけ同じだった幼馴染くん、幼小中と同じ学校だったけどべったり親しくはなかった女友達、小中高と同じ塾に行った女友達、中学のときの友達、高校のときからの友達、大学の友達にも会った。 私の人生におけ…
ダブルヒガシという大阪芸人がいる。 コロナ禍前には頻繁に劇場通いをしていたこともあり、彼らが長いこと劇場に出ていることを私は知っていた。 知っていたけどもやっぱり、メンズライクなメンズが好きな私は、見取り図の盛山であったり、令和喜多みな実の…
お腹を抱えて笑う。 それはもう爆発的に。 笑いが笑いを生み、その笑いがまた笑いを生んで、伝播し合って無限に続く。 私は立っていることも不可能になり頽れる。家ならば、床に転がって笑う。 お腹痛い、もう嫌だ、くちぐちに言い合うとそれがまたおもしろ…
私はときどきおばさんになる。 とくに男の人に嬉しい言葉や行為をもらったときに。 「あらまぁ〜すごい」 「こんなことしてもろてすみませんねえ」 「あらどないしょ!」 これはもう、だんぜん、"降りている"行為だといえる、ということにさいきん、気がつ…
マリファナを吸ったことのある男の子の方が好きだ。 非常識なほど早くからお酒を飲み始めた男の子が好き。 車通りのない赤信号を、一緒に渡ってくれる男の子が好き。 でもやっぱり、この「好き」を表すにはマリファナだと思う。 これはとても大事なことだ、…
親知らずを抜いたときのこと。 正確には、歯医者さんに行って、親知らずのあることを指摘・批判され、抜歯の日程を組まされて、そうして大きな病院に赴き、親知らずを抜かれた日のこと。 ひどく暑くて、自転車で行かれる距離なのに電車に乗った。このごろの…
彼は、私に割くための時間さえないようでした! ありがとうございました!! ぜんぶぜんぶ結果としては嘘でした!! 告白さえさせていただけませんでした!! さよならー!!!!!20年がかりの恋でわろた!!!!!!!
綾は部屋に掃除機をかけながら、考える。洗面所では洗濯機がごおごおと音を立てて回っているが、その音はここまで聞こえない。掃除機も負けないくらい、大げさに音を立てて働くからだ。 綾には、減点方式で恋愛をする友達が多い。 ちょっといいなと思った人…
会わないでいると、人間なんて足が早い。 忘れてしまう、声の温度も においの甘さも、優しさの触れ合いも目の鈍い輝きも。 だからこそ、友達にだって、なんにだって、会いに行かなければならないというのが私の主義だ。 友情には、すべての情には、更新が必…
女の子たちと、タイプの男の話をしているときがいちばん楽しい。 どんな人が好き、どんな仕草にきゅんとくる、どんなふうに好かれたい、 あーわかる、それやばい、ありえへん!、好み真逆やん!、私たちって同じような男が好きよね〜。 不毛というかなんとい…
もうほんとうに心のなかがその人だけでいっぱいになって、日常生活もままならないような恋が始まってしまいました。 私のなかにこういうエネルギーがあったのだということに驚いています。こんなふうに日常生活までを熱でどろどろに、溶かしてしまうような気…
水曜日。 私は爆発的にいい匂いをさせて-身体のあちこちにクリームを塗りたくっているから-冬用に替えたお布団と、洗濯したてのシーツに挟まって脱力している。 週のなかでぽっかりと水に浮いたような曜日、だから水曜日というらしい。 肉体労働のあとは、…
やばい。 楽しみよりも、恐ろしいが今日、勝ってしまった。そして狂ってしまった。 今まで幻のような1週間、実物の彼に与えてもらった言葉や、伝わった気持ちが、ぜんぶ、恐怖に上塗りされてしまった。 女の子たちと「好みのタイプ」について話すとき、当た…
恋をしているかもしれません。 でも、恋というのは、「お? いま、恋をもしかしたら、しているかもしれないな」と思ったときにはもう落ちているものだとは思います。 その常識に則ると、すでに真っ逆さま落下の途中、なのかもしれません。 どうして不確定な…
たとえば書きたいのは、桃のような文章だ。 あのように瑞々しくほとんど液体、それなのにぎりぎりのところで理性を保つ本能と欲の塊、果てしなくふしだらで涎だらだら、豊かでファジーな手触りと持ち重り、と思えば繊維質。確かな歯応えとどこか青臭い香り、…
みんなの安心は、どこにある? 安心は、所属から生まれる。組織やシステム、集合体の一部になることが、安心を生むのだ。 チョウチンアンコウのオスのように、大きなメスの身体にぴったりと接着、のち、吸収、一部になる。それが人生に安らかさを生む。 生ま…
現代人は、"いる"し"ある"ことが大嫌いなんだ 存在を常に否定している 存在することを常に拒否している 肉体を茶化して無視している 夏の夜に扉を開け放ち家の外とうちっかわの境界線がうすぼんやりとぼやけてしまい、隣の家の蚊取り線香やおじさんの吸…
世の中には、おもしろくない女の子がいる。 真面目で、頑張り屋さんで、お酒を飲まない女の子だ。 冷静で、欲望を持たず、彼氏は持っている女の子だ。 彼女たちはユーモアに笑顔を、疲労には落胆を、流行には衣擦れほどのタッチを、それぞれ与えるけれども、…
男の人と女の人は、違う。 これは身体の話ではなくて、でも、やっぱりめちゃくちゃ身体の話だ。 社会的に、ジェンダーロールとしての、男の人と、女の人は違う。 ぜったいに違うのは、身体的にできることとできないことの差があるから。その差は、上下にでは…
棒切れのような腕を、カラフルな布から突き出した、髪の毛が長いだけの少女たちが闊歩している。 お盆休みだ、親に連れられてそれはもう大量に。 みんな同じ顔をしていて、家から出るのは1000000日ぶりですみたいな顔をした父や母に手を引かれ、親にだけぽそ…
『ハライチのターン』リスナーです。 先週の回、澤部のフリートークは、フジロックに行った話でした。彼はフジロックにはすべてを放棄して行くことにしているのです、その期間には家族も仕事も免除される。ちなみに2女1男の 彼は父親です。 コロナ禍でずいぶ…
今が楽しい。 幸せだと言わない理由はあるが、でも、今ほんとうに楽しい。 些事へのイライラ、将来への不安、家族の悩み、お米に混ざる小石のようなネガティヴはもちろん、ほとんどの日本人と同じくらいある。少ないくらいかもしれないけど。 でも、なにがこ…
6月毎日更新を目指していたわけですが、ついに一昨日、31本目を更新して、フィナーレを迎えました。 しかし、気付いたのですが、西向く侍、6月はぜんぶで30日しかなかったですね。なので、一昨日のやつは完全にエクストラでした。 でも、皮肉なことに、一昨…
ピカソみてきた。 きのう、NHKを点けたら、滋賀にピカソがいっぱい来てると言っていたので、きょう、観に行ってきた。 美術館に行くとほんとうにほんとうに疲れてしまうので、決心がいる。あの疲れ方はほんとうに異様だ。何をするよりも疲れる。途中から、ベ…
私は、ジャニーズが好きだ。 ジャニーズ事務所が好きなのではない、事務所を好きなオタクはほとんどいない、変な話だが。 ジャニーズという、ジャパニーズエンタメにおける一個の概念が好きなのだ。 しかし、そういう理想の観念のようなものが、ふわふわみん…
私たちの世代は、否定しない。否定をすることが差別に繋がり、誰かを傷つける。いくら自分の常識の基準において相手が"非常識"な態度をとったとしても、否定せずにそっとしておく。多様性を学んだ世代だから。ニューノーマルの存在を、まだぎりぎり柔らか…