2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

私の王国

やばい。 楽しみよりも、恐ろしいが今日、勝ってしまった。そして狂ってしまった。 今まで幻のような1週間、実物の彼に与えてもらった言葉や、伝わった気持ちが、ぜんぶ、恐怖に上塗りされてしまった。 女の子たちと「好みのタイプ」について話すとき、当た…

まじの話

恋をしているかもしれません。 でも、恋というのは、「お? いま、恋をもしかしたら、しているかもしれないな」と思ったときにはもう落ちているものだとは思います。 その常識に則ると、すでに真っ逆さま落下の途中、なのかもしれません。 どうして不確定な…

わな

たとえば書きたいのは、桃のような文章だ。 あのように瑞々しくほとんど液体、それなのにぎりぎりのところで理性を保つ本能と欲の塊、果てしなくふしだらで涎だらだら、豊かでファジーな手触りと持ち重り、と思えば繊維質。確かな歯応えとどこか青臭い香り、…

カオス

みんなの安心は、どこにある? 安心は、所属から生まれる。組織やシステム、集合体の一部になることが、安心を生むのだ。 チョウチンアンコウのオスのように、大きなメスの身体にぴったりと接着、のち、吸収、一部になる。それが人生に安らかさを生む。 生ま…

主語が、やはりでかい

現代人は、"いる"し"ある"ことが大嫌いなんだ 存在を常に否定している 存在することを常に拒否している 肉体を茶化して無視している 夏の夜に扉を開け放ち家の外とうちっかわの境界線がうすぼんやりとぼやけてしまい、隣の家の蚊取り線香やおじさんの吸…

女の子

世の中には、おもしろくない女の子がいる。 真面目で、頑張り屋さんで、お酒を飲まない女の子だ。 冷静で、欲望を持たず、彼氏は持っている女の子だ。 彼女たちはユーモアに笑顔を、疲労には落胆を、流行には衣擦れほどのタッチを、それぞれ与えるけれども、…