怖い人

 

 

怖い人が好きだ。

去年の11月から大好きなSixTONESだって怖いし、8月中旬から破竹の勢いでハマっているジャニーズJr.のグループ、Travis Japanの、ちゃかちゃんこと宮近海斗くんも怖い。

 

その"怖さ"についてずっと考えている。

 

たぶんつまり、頭の良さだ。

頭が良く、かつ高学歴であることをキャラ化しない人あるいは高学歴でない人というのは、怖い。

能ある鷹は爪を隠す、頭の回転が速いということが時々ネガティブな印象を与えるということをわかっている人。

(ちなみに私が誰かを頭いいというとき、英国数理社についての話はしていない。)

 

例えば、同じTravis Japanの如恵留(のえる)は、高学歴で努力家で、それだけでなく頭がいい。

でも、彼は常にニコニコと笑い、適宜ぶりっこをし、要所要所に可愛げを散りばめている。加えて、高学歴であることをキャラにしている。最近のアイドルグループのなかで1人は いる、"高学歴キャラ"を担っているのだ。

だからたぶん、彼のことを怖いと感じる人はいないだろう。

愛想がいい、というやつだ。それによって頭の良さや単純な"勉強できる子"を行使しても威圧感を与えない。

人のことをすぐに怖がる私にも如恵留くんは怖くない。それは彼の努力の賜物なのだと思う。頭がいい人は、意識の外で人を威圧してしまいがちだから。

 

一方で、言わずもがな私の王様・ジェシーちゃんは学歴を武器にしていない。

それどころか 日米ハーフであるというバックグラウンドを生かして"日本語へたくそ おバカキャラ"でさえある。

だから一見して彼は怖くないし、ともすれば芸人の出るようなバラエティにでも怯まず出演する彼を「アホの子やんな!」と認識する人だっているかもしれない。気取らないから。

しかし彼は本当は常に冷静で、場の全てを見ている。そして相手には意外と思われる、でも実は至極真っ当なタイミングを見極め、度胸と半端なく図太い神経で ジョークやギャグを披露しているのだ。

彼は場を支配する。しかしそれを相手には悟らせない。学歴と関係のないところで頭がいいのだ。おバカキャラなのに絶対に相手に自分を馬鹿にさせない(それはたぶん彼のフィジカルのおかげでもある)。

ジェシーちゃんには迫力があり、説得力があり、私には怖い。

 

意外だったのが ちゃかちゃんだ。

YouTubeでしか基本見ていないが、彼はめちゃくちゃボケる。それも、仕切り役でリーダーなのにボケるのだ。

ちょっとてんこ盛り過ぎやしないかと。欲張りなんではないかと。役割多いんちゃうかと。

最初思って、なんか、そのボケ方も確実に天然ボケや頭の悪さからくるのではなくて、目に力強い意志があり 自分のボケがどのように作用するかまでを考えてボケている、笑わせている、というような印象を受けて怖かった。

自分がトラジャにハマる未来があったとして、ちゃかちゃんは推さへんやろうなと思っていた。

しかしである。

YouTubeのクイズ回で、メンバーそれぞれ天然ボケなおバカを炸裂させる中、ちゃかちゃんどんどん正解を叩き出すのである。

高学歴を売りにしている如恵留くんぐらい正解するのである。

「ああ!ちゃかちゃんて頭いいんや!」

そう思った瞬間、もう私は おちていた。

 

「だからこんなに、怖いんや!!!!!!」

 

目立ちたがりやからボケてるんじゃないんや!何考えてるかわからんような目は、冷静だから怖かったんだ!!

ああもうあかん。こらあかん。この怖さはあかん。好きやわ。

 

私の言う"怖さ"とは、迫力と冷静さでもある。

相手に決して自らをナメさせないという態度。

どこででも自然体でいられる、どこでも自分のフィールドにしてしまえるというある種の傲慢さ。

相手の懐に飛び込むこともできるし、そうしないこともできる、それを選ぶのはこちら側だという 強さ。

 

そうだ、相手への出方を選べるのだ。

だから気に入られたい人にだって決して媚びない。

コミュ力が イコール 媚び を意味することにはならない。

だからSixTONESちゃんはずっと怖いし、ちゃかちゃんも怖い。

(そのじつ、SixTONESちゃんには天然おバカキャラがいない。加えて秀才キャラの北斗くんでさえ大学名をキャラにするほどの高学歴ではないし、勉学に関する頭の良さというのは大人になってから身につけたような印象がある。彼らは決して"笑われ"ない。"笑わせ"るのだ。傲慢なふざけ方で。またSixTONESちゃんだけについて語ろ〜)

 

そして彼らの笑顔ったらないのだ。今まで言及してきた SixTONESTravis Japanのなかでは特に、ジェシー・樹、ちゃかちゃん・まつく(松倉海斗)の笑顔は やばい。

どうしてあんな顔で笑えるんだろうか?

奇跡だ。心からほぐれるように笑うのだ。

リラックスして、ありのままで、心から楽しさを大爆発させて、表情筋をぐにゃぐにゃにして笑う。

あれはやはり愛か? ジャニーズというのは円満な家庭の、生活水準も高い人が多い。

当たり前に愛されてきたからか? ファンがついてサポートがついて、と?

それでも事務所内ではイジメや陰湿なあれやこれがあっただろうし 歴然な人気の有無に打ちのめされ続けたことだってあっただろう。順風満帆、で人気を獲得したタレントなんていないはずだ。

それなのにあの生まれたてのような純粋で温かな笑顔はなんなのだろうか?

あんな風に笑う人間を現実で私は見たことがない。とにかくみんなに見てほしい。彼らの笑顔は格が違う。たんに笑顔という表情の記号ではないのだ。

 

そしてここまで話しておいて、これはたぶんジェンダーの話になりうる。

じゃあ女の人はどうなの、というところだ。

自信満々な女の人は怖い。威圧的な女の人を好きな人ってあまりいない。

私が目指すのは怖さだ。憧れている。自分の推しの怖さに。

しかし女が、そこまでの存在への自信をみなぎらせ、コミュニケーションの手綱を取り、場を冷静に俯瞰すれば、相手にどのような印象を与えるのか?

またこの話 する。

 

とにもかくにも

みなさんSixTONESのアーティストチャンネルやジャニーズJr.チャンネルをYouTubeでチェックチェック!💓

 

怖い男性に現実世界でも会いたーーーい!!!