また今年が終わる。
今年は何度も何度も終わるな、そしてまたやってくる。私たちは違うことのなかに何度も同じを見つけ出し、少しでも地続きの明日を生きようとする。
12ヶ月ぶり、ほどよく久しぶりの1月1日、そのせいで同じと違うの違いが曖昧になる、でも、明らかに私は違う。
去年の私とはまったく違う。それなのに1年のぐるりを一周してまた同じところに戻ってきて、そうして、時計はリセットされる。
また1から。
あと1時間後には、また1から始まる。
どうしても始めきれなかったり終えきれなかったことの、曖昧なゴーストたちのために私たちはまた今年を終えて、そうして始める。
無理やり終えてまた始める。
お正月を清々しいと、今まであんまり感じたことはなかったけれども、今回のこれはそうなりそうだ。今まではだんぜん、お祭りの、晴れの日という高揚を感じ飛び跳ねていただけだ。
けれども今回、年を重ねてきたからなのだろう、今年が終わってまたもう一度、新しく1年が始まることが嬉しく清々しい。
綺麗なシーツは気持ちがいい。1年使ってしわくちゃになって、おいたのせいでできたシミあちこち、愛着はもちろんあって、身体に馴染みはしたけれども、やっぱり新しいノリの効いたシーツが嬉しいのは、積み重ねてきた年のせいで、昔と今の境目が曖昧にやっぱりなって、過去の亡霊のなかで自分の境界線を見失っているために明らかな区切りを外的になにがしか、必要としているからなのだろう。
働いていたバーで迎えた2022年は、ひとりぼっちの韓国で終わる。
今年は恋もして失恋もしたし、たくさん友達に会って旧交あっためた、ぼちぼち働いたし勉強はしなさすぎたけど、楽しかった!
ラブ ユー オール
ハブ ア ビューティフル ニュー イヤー デイ、マイピーポー