Olivia Rodrigoの『deja vu』という曲がめっちゃ好きだ。
好きすぎて聴きすぎて一回飽きてまた聴いてやっぱ好き、ぐらい好きだ。
なんといっても歌詞がいい。
なので訳してみようと思います。
営利目的じゃないし歌詞載せてもええよな?
Car rides to Malibu Strawberry icecream One spoon for two
マリブへのドライブ、ストロベリーアイスクリーム、ふたりでひとつのスプーン
And trading jackets Laughing about how small it looks on you
ジャケットを交換して笑う、あなたが着ると 上着がとても小さく見えるって
Watcing reruns of Glee Being annoying Singing in harmony
グリーの再放送を観て、ふざけて一緒に歌ったり
I bet she is bragging To all her friends, saying you are so unique, hmm
彼女は友達全員に自慢しているでしょうね、あなたはとってもユニークだって
So when you gonna tell her that we did that too?
で、いつあの子に言うの? 私とも、それぜんぶしたって
She thinks it's special but it's all reused
彼女は特別だって思ってるけど、ぜんぶ使い回し
That was our place, I found it first
私たちがやったこと、私が最初にあなたとしたことたち。
I made the jokes you tell to her when she is with you
そのジョーク、私が最初に言ったやつでしょ。あなたがあの子といるときに言ったそれは。
Do you get deja vu when she's with you?
あの子といるとき、デジャビュに襲われる?
Do you get deja vu?
既視感を感じる?
Do you get deja vu, hah?
デジャビュを感じる? ねえ
Do you call her almost say my name?
あの子のこと、ほとんど私と同じに呼ぶ?
Cause let's be honest
だって、正直言って
We kinda sound the same
彼女と私はほとんどおんなじような名前をしている
Another actress
もうひとり、の女の子
I hate to think that I was just your type
嫌いなの、ただ単に私があなたのタイプってだけだったとか、考えてしまうこと
I'll bet that she knows Billy Joel cause you played her Uptown Girl
あの子はたぶんビリージョエルを知ってるんだろう、だってあなたがアップタウンガールをかけてあげたから
You're singing it together
あなたもいっしょに歌って、
Now I bet you even tell her How you love her in between the chorus and the verse
歌詞の合間に、愛の言葉を挟んだりしてるんでしょう。
So when you gonna tell her that we did that too?
で、いつ言うの? ぜんぶもうやったことあるって
She thinks it's special but it's all reused
あの子は自分だけのためだと思ってる、ぜんぶ使い回しなのに
That was the show we talked about
Played the song she's singing now when she is with you
私と一緒に観に行くはずだったショーの、歌を、いまあなたといるあの子が歌ってる。
Do you get deja vu when she's with you?
あの子といるとき、デジャビュを感じる?
Do you get deja vu? Oh
既視感を。
Do you get deja vu?
まったく同じシーンを思い出す?
Strawberry icecream in Malibu
マリブでの苺味のアイスクリーム
Don't act like we did'nt do that shit too
初めてだなんて顔してんじゃねえよ
You're trading jacket like we used to do
私ともしたみたいにジャケットの交換もして
(Yeah, everything is all reused)
(ぜんぶ使い回し)
Play her piano but she does'nt know That I was the one who taught you Billy Joel
あなたの弾くビリージョエル、教えたのが私ってことも、彼女は知らない。
A different girl but there's nothing new
なにひとつ新しいことはないのよ、べつの女の子といるってだけで。
(I know you get de javu)
(デジャビュに襲われてるんでしょう)
I know you get de javu
あの子に私を重ねているんでしょう
I know you get de javu
知ってるよ、私を思い出してること
誰か見た人、間違ってたら教えてください
まずもってデジャビュ自体がひとことで表されへん。
言語が違うんやからひとことで訳せないのは当たり前!というある種の放棄・
で、歌詞の内容、なんか、わかるんよなあ〜〜〜。
未練なくてもこういう気持ちになるよなあっというか
誰かと付き合ったことがあったら、なんかしら生活のなかで昔の恋人を思い出すきっかけみたいなものは散らばっているわけで、
ふと思い出したときに、ああこれ、他の女の子ともやってはるんやろうなあ〜、おんなじこと言っておんなじことで笑ってってしてるんやろうなあ〜、みたいな。
そこまで長いこと考えるわけじゃないけど、ふと思ったりしなくはないよね。
でもまあ、そういう感覚ってあんまり大きな声では言い難いというか。
やっぱ「未練たらたらやん」ってとられてまう気がしてないものとしたい気持ちというか。
でもやっぱこの歌に未練の感じが漂ってるのは、
「So when you gonna tell her that we did that too?」のところのせいかな。
「で、いつ言うん? それもうぜんぶ私としたって」って、独占欲の香りぷんぷんするよなあ。
新しい恋人には間違っても言う必要ないし、すること行くとこ被ってくるのは仕方ないことやもん。
ってことは、「私」こそが「あなた」を、めっちゃユニークやって友達に自慢してたってことやんね。特別扱いされてるって、他の人とは違うって、思ってたんやもん。
好きな人の新しい恋人に自分を重ねてるのか?
自分にあの子を重ねてるのか?
彼が経験するかもしれないデジャビュを想像することで、終わった恋愛を過去のものにし兼ねて、しようとして、でもやっぱり考えちゃって、辛くなってんのかなあ。
だって新しいカップルがするやろうことなんてほんまは分からへんもんなあ。
「彼女に自分を重ねて、自分を少しでも思い出して」って言えずに、ときどき汚い言葉を使って 失恋の悲しさを歌ってる曲なんかなあ。
デジャビュとか既視感とか一体感とかって、ずっと興味深い。
おんなじであることで違うということが強調されて、違うということを許容できなくなったりして。
はああああ〜〜〜〜〜〜〜、
書くかあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。