発言力はないです

 

 

なんかもうほんまにやばいんやろうなという感覚ばかりがある。

なんかの歌でなかったっけ?

ヒゲダンや!

「怪しい、おかしい、それ以外なにも感じられない私」

 

それだ。

 

学がないから、日本がまじで終わりに向かっていることはわかっても、どこがどのように決定的に終わってるのかわからない。

もう二十年くらい前から、頭のいい人たち、お金をとてつもなくたくさん持っている人たち、にはわかっていたんだろう。この国が終わってる、終わっていっていること。

それがCOVIDやオリンピックで私にもわかるくらい露見しただけだ。

教育も医療も体制も経済も個人も国語もなにもかも崩壊している。

 

本で読む、全体主義ディストピア国家と日本はなにが違うんだろう。

檻が光学迷彩でつくられててふつうの生活をしていたら見えにくいだけで、私たちは明確に制限されている。個人が、本人とその家族以外から尊重されることはない。

インターネット、イエス、私たちは持っている、しかしそれを使って情報を正しく得る、世界から、その手段を知らなければそれは無意味だ、なまくらだ、痛くも痒くもない、だって私たちは引き金の引き方を知らないから。

 

そして私たち市民に人権はない(それがあることを主張したこともないが)。

世界というもっと偉(えら)なところから来た人のためにリソースは存分に使われる。

 

英語ができなければ他の国からのもっと膨大なソースを元にした記事も報道もなにも、理解できない。

私は自分が留学に行ったり英語を好きになったりしたからすごいとか言いたいんじゃない。英語が堪能なわけでは決してないし、選択肢が与えられれば必ず日本語を使う、だからそんな話、自慢、などではまったくなくて。

 

英語教育がいつまでたっても拡充されないのは、どうしてなんだろうか。

 

そのほうが都合がいいからなんではないのか?

 

英語に力を入れていきますと文部科学省かなんかが発表してから、教科書やなんやがいろいろ変わって、それで、どうしてまだLとRの発音の違いを知らない子どもたちばかりなんだ?

英会話教室に通っている、エクストラで私的にお金をかけている、ことで初めて英語教育を受けられるってなんなんだ?

 

まず言葉が奪われる。

統治された場所では、まずその土地の言語が塗り替えられる。

日本では、古来からずっと日本語が使われているが。

自国の言葉「しか」知らないということがまさに国民の首を絞めているんじゃないだろうか。

外の世界のことは旅行のパンフレットで知ればいい、日本語に翻訳されたワールドニュースだけを読んでいればいい、

それで事足りる。それで生きていける。

不自由に不自由を感じないようにトレーニングされてきている。

与えられた情報、環境、で満足するようにできている。それで幸せなのだ。

 

だから緊急事態宣言下でオリンピックが開催されても 大丈夫、やし

それによって医療体制が逼迫しても 大丈夫

オリンピック委員会の人が日本中縦横無尽でも 大丈夫

大会期間中 大会ユニフォームを着た選手・関係者が街をふつうに歩いてても 大丈夫

教育に皺寄せがきて学校の授業が一応正しいとされてた進度を崩しても 大丈夫

ベイビーの出生率が下がっていっても 大丈夫

誰かが孤独死していってその数が増えてっても 大丈夫

別の国の人が日本でありえない待遇のもと亡くなっても 大丈夫

カミカゼ〜w煽りされても 大丈夫

 

なんやろうな。

私たちには銃がないから。銃の代わりになるものもないし。(もちろん銃社会に賛成しているわけではありません)

なによりそんな閉塞的な状況、それをみんな本能的に感じ取って、未来に希望を持たないように生きてるからエネルギーも、ないし。

 

そうしてこういう話はけっきょく個人として語らなければ意味がないので、あれなのですけど

たくさんの人が集まる場所に行くという感染のリスクを冒すことがなければ、オリンピック開催に反対するデモとかに参加したかった。

めちゃくちゃ矛盾してるけどね。コロナ禍のなかになければオリンピック開催に反対はしなかったんやろうから。

頭よくないし、いろいろ調べるのめんどくさいし、小説や映画や作文のほうが私には大事やから とにかく 物事を自分のサイドに引き込むという意味で。

でも待って参加するならちゃんと調べてしてたかな。なんも知らずに政治的なことに関わるのはいっちゃん怖いから参加してたならちゃんと調べてました。と思う。

 

でもたぶんなにも変わらないんやろうな。そういう諦念に、大きな権力を持ってる人は取り入って、それでゆるゆるとこの国は終わっていくんやろう。

 

 

 

 

私はフリーターなので ワクチン接種をまだ一回も受けていない。

それに対して大学生の男の子はこう言った、「まあ仕方ないですよね〜既卒やしね〜」

彼だけの意識ではないんだろう。それは。だってほんとうになんの気無しにそう、当たり前のこととして、彼は言ったから。しかも2回も仕方ないと言った。

人権なんてたぶんないのだ。道を外れた者には ふつうの権利を主張することさえ許されないのだろう、彼らにとっては。

なにが仕方ないんだろうか。

不法入国者が医療を受けられずに亡くなるのも仕方ないのか。

感染対策をじゅうぶんに取らずに感染してしまってひとりで都会で亡くなる若者も仕方ないのか。

なにかがおかしい。この国の当たり前はなにかがおかしいと思う。

なにかを間違えれば、そこに否を見出され、その過ちは死に相当するのか?

自業自得、は、それは、なんの助けも求められないほど重いことなのか?

 

社会的弱者になってみて。差別される側から。 

私はこのままずっと愛とか恋とか人間関係とか、そういうものをしこしこひとりで書いていくだけなんだろうか。

存在しない美しいとされるものを夢想してばかり。

 

どこかで変わらなければならないね。